抗がん剤
- 2015年2月3日
- 読了時間: 4分
このごろ私の周りでなんだか騒がしく
ざわざわとする出来事が起きています。
人ごととは思えずに一緒になって対策を練ったり。。
このトピックはデリケートなので
書かない方がいいのかな、とも思ったのですが
やはり書きますね。
抗がん剤についてです。
これは以前に読んだ時とても心に響いて
読むたびに涙が出てしまうものです。
私が何を説明するより丹羽靱負氏そのものの言葉でお伝えする方が
一番説得力があると思うので
ここに引用させていただきますね。
当時、京都大学医学部を卒業して23年。京大で私はSLEの専門家だった。(全身性エリテマトーデス。自己免疫疾患のうち、代表的なものが膠原病で、膠原病のうちもっとも多臓器にわたるのが特徴なのがSLE。自己抗体や免疫障害を主微とする疾患である)英語の論文を20以上書き、東大の患者もほとんど私が診ていました。
患者さんが来ると、まずはプレトニン(ステロイドの一種)を20錠くらい飲ませる。ところが、プレトニンでコントロールできるのはわずか10人のうち5人。あとの5人はなんぼ飲ませてもびくともしない。プレトニンを100錠、200錠、点滴のなかに入れてばんばかやるわけだ。次に抗がん剤をやるわけだ。がんというのは、人間の正常な細胞とそれよりも何十倍も強いお化けみたいなものとが共存しているんです。
抗がん剤をやると患者さんはゲーゲー吐きながらしんどいと訴える。そうすると医者は、検査のデータを見せて、あんたなにをいっているんだ。このとおり抗がん剤でガンが小さくなっているのに。マーカーの数値が下がっているのを見せられて患者さんは「すみませんありがとうございます。ゲーゲー」と感謝する。そこでまた抗がん剤。ゲーゲーやる。人間が死にかかったら抗がん剤をやめる。がん細胞がどんどん大きくなってマーカーが3倍4倍。また抗がん剤やる。患者さんゲーゲーやる。先生もうやめてくださいという。なにいってるんだ、マーカーが下がったじゃないか。あ、ありがとうございます。ゲーゲー。また途中でやめる。マーカーが上がる。またやる。ゲーゲーありがとうございます。を繰り返しながら苦しんで死んでいかなければならないんです。
がん細胞のほうが絶対に人間の細胞よりも強い。絶対にがんよりも人間のほうが先に死ぬ。それは自然の摂理であります。
僕はそんなこと分かっていたけど、卒業して23年。大学でもこれしか教えてくれないし、教科書もこれしか書いてない。だから何百人ものがん患者さんが抗がん剤でみんな苦しんで死んでいくのを見届けるしかなかったんです。
ちょうどいまから27年前に私の自慢のかわいかった長男が白血病になりました。親子だから自分の病院に入院させたら注射も駄々をこねてさせてくれないと思い、当時、西洋医学が全てと思っていた僕は、高知大学病院に入院させました。先生たちは丹羽先生の子供だから最上級の治療を、と言って、高額な抗がん剤をばんばん打ってくれました。1年3ヶ月。おそらく医者が何万人集まってもこんな凄惨な死に様は見ていないというくらいの地獄を見ました。私は医者をやりながら神さん、仏さんはどうして自分のいちばんかわ
いい息子のこんなむごたらしい姿をみせるのだと。神さん、仏さんはなにを考えているのだと思いました。
私は息子の剛士が亡くなって初めて目が覚めた。私が何百人ものがん患者に抗がん剤をやっていたけど、そんなの効果がないことは分かっていた。だけど、これしか大学では教えてくれなかったし、本にもこれしか書いてない。私は23年間、何百人ものがん患者さんを苦しめて死なせてしまった。神様が私に抗がん剤をやめさせるためには他人様を苦しめても分からないから、自分の最愛の息子の、この世の最悪の生き地獄で見せないと分からないだろうと。
(後略)
病院の医師が大規模なストライキをしたことが過去にありますが
皮肉なことにその期間のみ国内の死亡率が大幅に下がったという事例が海外でたくさんあります。
今、私の周りだけでも友人のご家族だったり、友人本人だったりが
癌になった、という話がぽつぽつとあります。
5人に1人が癌で命を落とす時代です。
今私にできることは
もしも興味があるなら、聞くのが嫌でなければというのを前提に
私が知っている話は伝えます。
まだ経験がありませんが、
私の親など家族が癌になってしまったとしたらどうでしょうか。
多分一応伝える努力はしますが
この治療がいい、これは駄目とゴリ押しはできません。
最終的に彼らの選んだ治療法がもしも抗がん剤なら
きっと私はそれを止めないし
彼らが選んだ治療法を尊重し、応援する姿勢になると思います。
本当に難しい問題だなって思います。
皆さんならどうされますか?

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